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福満しげゆき 先生  最高傑作!!


こんにちは。丸亀 四宮石材 四ノ宮です。
久々の更新です。。。

漫画コレクターの私ですが、ここ数カ月、なぜかピンとくる漫画がありませんでした。
しかーし、ついにきました!!それも2作品。
今日はその中の、1作品をご紹介致します。

それは、福満しげゆき先生の「妻と僕の小規模な育児」!!
もともと福満しげゆき先生の大ファンなのですが、これはきました!!

たぶん、大ヒットはしないと思いますが、自信を持ってお勧めできます。
元々、福満先生はガロ系で結構シュールな漫画を描かれていましたが、自分の奥さんとの日常を描いた「うちの妻ってどうでしょう?」や「僕の小規模な生活」でスマッシュヒット?を記録します。

ジャンル的には家族系エッセイ漫画家と思われがちですが、映画化された「生活」(映画名はヒーローマニア)などストーリー漫画も描いています。個人的には「終わった漫画家」も好きでした。

ただ、先生自身の日常を描いた、「僕の小規模な生活」があまりにも綺麗な終わり方をしていたので、正直、この作品を越えるのは難しいのではと思っていました。

基本、福満作品はネガティブな作者と、ポジティブで可愛い妻の微妙なバランスで物語が構築されています。
作者が抱く劣等感や世間に対する愚痴が根底にあり、そのマイナス要素を上手に妻の行動や言葉で中和していきます。

ですから、いくら作者がネガティブ思考でも後読感は悪くありません。

そして今回。。。



でました!!「僕の小規模な生活」を超える作品が!!
「妻と僕の小規模な育児」。「小規模シリーズ」の続きですが、まずタイトル通り育児がメインです。

作者、妻、長男、次男の4人が主人公です。
今回は、子供もメインで書かれていますので、作品の幅がかなり広がったような気がします。

作中で、長男がいじめにあったり、片耳が聞こえないことや病院での検査など、その時々の出来事を回想して書かれていますが、今作は以外にも、作者のネガティブな部分を感じません。
それどころか問題が発生するたび、生きていく術を子供に教えていく妻と作者に感動すら覚えます。

そしてなにより、今作は、「うちの妻ってどうでしょう?」と同じサイズの書籍ですので読み易いです。
是非、電子書籍ではなく紙体の本で読んでいただきたいです。

長くなりましたが、かなりのお勧めです!!







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